from DIRECTOR
≫過去の『演出家だより』。

スタッフ作業がいよいよ架橋に入ってきている模様です。
今は主に…えー…衣装さん、がテンパり気味、でしょうか。
これからもっとテンパる、のだとは思いますが…。
今回も3人体制で頑張っております。ラーマ王子達がアチコチ旅をする
せいか、インドのみならず各国取り揃えた(…)雰囲気の衣装になる
のではないかと推測しております。どうぞお楽しみに。

さて、印度の衣類と聞いて真っ先に思い出すのは、矢張り
”サリー”ではないでしょうか。

以前、中華街にある民族衣装を沢山取り扱っているお店【チャイハネ】
に足を運び、皆でサリー@実物をうっとりと見学した
(すみません、買いませんでした)事があるのですが
男役の子までが「着たい!!」と言い張って仕方ありませんでした。

衣装さんでもあり、本作ではシータ姫役でもある吉岡さんのお母様が
自前でサリーをお持ちだそうです。なんでも聞くところによると、
「ぶっちゃけ、ただの長い布」だとか。単純且つ原始的ではありますが
その纏い方によって出来るドレープ、及び色・柄の組み合わせによって
お洒落を楽しむのだとか。素敵ですね。

「だけどウチの母のサリーは、有り得ない色と柄なので…
 とてもじゃないけど、芝居用には借りられません」
そうですか、紫に豹柄………それは凄まじそうですね。
ある意味、素敵だと思いますよ。

ちなみに、男性用インド衣服としては”クルターパジャマ”が有名
ですね。私達が、通常言っている【寝巻き】=パジャマ、の語源は、
このインドのクルタパジャマからきたものだそうです。

そんな私は、身体のラインが出そうなサリーよりもパンジャビドレスが
欲しいお年頃です。なんてったって…体型が隠れるっていうメリットが…
…もう、そういうお年頃ですよ、ええ…。
(07.1.25.)