【#真の森の支配者】
南瓜少年の、声にならない叫びが響く。
心が激しく動く。蘇る記憶。それは、あの冬の晩。カイルの最後。
雪の民『肌を射る寒気 紺碧の夜空 彼処(かしこ)に咲く雪の花』
黒蝙蝠「! 花が…!?」
雪の民『氷柱の森 銀世界 彼方照らす北極星《ポーラ・スター》』
大量の、大量の、大量の雪のように白い花が室内を覆い、
小屋の外を覆い、森を覆っていく。埋めつくされていく。
ミリー(回想)「なんでだよ、なんでカイルの命を奪う必要があったんだよ…!?」
南瓜少年は、その頭部が外れ、ミリーに戻る。
黒山羊「この花は…南瓜君か!?」
黒蝙蝠「外…(窓の外を示しながら) 炎が…消えていく…。花に覆われて…」
雪の民『終わらない冬 氷の城 そこは』