マルザワーン「そんな何所に居るのか判らん奴、そもそも俺は顔も知らないんだぞ!」 ブドゥール姫「マグリブ人!」 ショックを受けた後、眉をしかめながら、鞄の中から水晶玉を出す。 マルザワーン「…こういうのの使い方だけは覚えてやがる…。」 ブドゥール姫「やれば出来るじゃない。手をあてて、念じれば良いのでしょう?」 マルザワーン「ああ。強くな」 水晶玉に手をあてるブドゥール姫。覗き込むマルザワーン。 と、そこには旅に出ようとしているカマル王子が映る。